ROOKIES
CROSS TALK
新人座談会

3名の若手技術者が
本音で語る。
いくつかの現場経験を通して芽生えた
仕事への想いと責任感。

分からないことだらけの新人時代を過ごし、何を見て、何を感じ、何を学んだのか。
3名の若手技術者が本音で語り合いました。

長岡 翔
2014年入社

一見するとクールな印象ですが、誰よりも温かい心の持ち主。若手のリーダーとして後輩に慕われています。

小杉 莉奈
2021年入社

学生時代は保育士を目指していましたが、土木の世界に惹かれて急きょ路線変更。サイレキ2人目の女性技術者です。

仲元寺 真生
2020年入社

現場を経験するたびに多くの技術を吸収する若手成長株。持ち前の明るいキャラクターで現場を盛り上げてくれます。

Topic1 新人時代にぶつかった壁とは?

仲元寺:
1年目の社員が最初にぶつかる壁といえば、間違いなく専門用語ですね。仕事の全体像を把握したいと思っていても、現場で飛び交っている言葉がそもそも分からない。意味不明の言葉があまりにも多すぎて、聞くのも躊躇してしまう、そんなことがよくありました。
小杉:
私も専門用語の字引がほしいくらいでした。たとえば、油圧ショベル。ある人は「ショベルカー」と言い、ある人は「ユンボ」、またある人は「バックホー」と呼ぶんです。新入社員は絶対、違うものだと勘違いしますよね。
長岡:
僕や小杉さんは文系出身だから分からないことだらけで当然だけど、仲元寺くんは工学部出身だよね?
仲元寺:
少なくとも自分に関していえば、大学で身につけた知識は役に立っていないです、悲しいくらいに…(苦笑)。だから、文系出身者も理系出身者も最初の一歩は同じだと思いますよ。あえて違いを挙げるなら、現場に出る上での精神的なハードルでしょうか。特に小杉さんは女性でもあるし、男性ばかりのこの業界に飛び込むとき、かなりの勇気が必要だったんじゃないの?
小杉:
勇気は要りましたね。でも一度飛び込んでしまえば、皆さん優しく接してくれて、過保護なくらい大切に扱ってもらえています。私が逆に気を遣ってしまうくらい(笑)
仲元寺:
自分も現場の作業員さんに対して、勝手に厳しいイメージを持っていたけど、一度話しただけで、すぐに打ち解けられた。もしかしたら仕事を教えてもらう機会は、会社の先輩より作業員さんの方が多かったかも(笑)
長岡:
作業員さんたちはきっと、僕らが新人だということを考慮して接してくれていたんだよね。でも、3年目4年目と社歴を重ねていくと、甘えてばかりじゃいられなくなる。僕ら現場監督の本来の役割は、作業員さんたちも含めて工事全体を管理することだから。

Topic2 現場監督に求められるものとは?

小杉:
実際に現場に出るようになり身に染みて分かったのは、命の危険が当たり前のように存在することです。安全第一やKY(危険予知)活動など、先輩や上司から口酸っぱく言われてきた訳も、現場に出て初めて納得できました。
仲元寺:
同感です。たとえば「3メートルの穴を掘る」という工程があったとして、文字面だけではその危険性までイメージできませんよね。でも、実際に3メートルの穴を上から見下ろしてみると、けっこう怖いですよ。
長岡:
そうだよね。それに僕らには作業員さんの安全を守る責任もあって、自分一人が気をつけていればいいという訳ではないんだよね。だから僕は、作業員さんや後輩に指示を出すとき、言葉だけで伝わるのは7割くらいだと思うようにしている。残りの3割は、イラストを描いたり、現場に足を運んで一緒に確認したり、言葉以外の行動で埋めているんだ。
仲元寺:
今の話を聞いて、長岡さんに迷惑をかけたことを思い出しました。せっかく丁寧に指示を出してくれたのに、僕はうっかりミスをしてしまったんです。それなのに長岡さんは「自分の責任です」と、僕をかばってくれたんですよね。
長岡:
それでもやっぱり、伝えるべきことを伝え切れなかった僕の責任だよ。それに僕も、尊敬する先輩から「責任は全部自分が取るから、思うようにやってみろ」と言われて育ててもらったから、小さなミスはたくさん経験したよ。ミスから学んだことは本当に多かった。もちろん、安全に関するミスはあってはならないけどね。
小杉:
信じて任せてもらえると、早い段階から責任感が芽生えてきますよね。私はまだ自分のことで精いっぱい。早く自分の行動と結果に始末をつけられる技術者になりたいです。

Topic3 未来を担う技術者として
サイレキでやりたいことは?

仲元寺:
小杉さんには一度、僕の現場に手伝いに来てもらったことがあるけど、休憩も取らずに一生懸命に測量して、すごくやる気を感じたよ。
小杉:
先にサイレキに入社して女性技術者第1号として活躍していた同級生の影響かも(笑)。プライベートはいつもくだらない話で盛り上がっているんですけど、現場に出ると一気に技術者の目つきになる。負けず嫌いで頑張り屋のその子に早く追いつきたくて、私も頑張ってこられました。
長岡:
同級生なのに尊敬できる先輩って、ちょっと不思議でイイ関係だね。後輩のみんなに追いつかれないように、僕らもいろんなことにチャレンジしていかないと。
仲元寺:
僕は、これから入社してくる後輩の皆さんが自分と同じところで迷ったり、悩んだりしないよう、新入社員研修をもっと充実させていきたいと思っています。また、リクルート活動にももっと積極的に参加して、この仕事のやりがいや面白さを学生の皆さんに直接伝えていきたいです。
小杉:
私は、たくさんの女性技術者が活躍する会社をつくっていきたい。そのためにも現場の環境整備だけでなく、制度、働き方、広報活動、いろんな面において積極的に意見を出していきたいと思っています。サイレキならきっと受け入れてくれるはず(笑)
長岡:
僕は、尊敬する先輩が自分にしてくれたように、後輩の皆さんにも「仕事が面白い」「もっと学びたい」と思ってもらえる現場をつくっていきたい。これから数々の現場を経験して、技術だけでなく人間性も磨いていきます。
一同:
スタートはみんな同じなので、思い切ってサイレキに飛び込んできてください!皆さんと会える日を楽しみにしています!